日米貿易協定について。
一抹の不安。
今日は日米貿易協定についてお話します。目次は、閉じたり、開いたりできます。
日米貿易協定基本合意、その一方で一抹の不安が残る結果となった【自動車の関税について、継続協議となる見通し】
現在、日本とアメリカが貿易交渉を行っている件についてお話します。
フランスを訪れている安倍首相とアメリカのトランプ大統領が昨日、急きょ会見を開きました。
会見では日米の貿易交渉の経過が報告されました。この会見を見て、一抹の不安を感じたのは私だけでしょうか?
私が感じている不安要素は、『日本車の関税撤廃の件』がペンディングになっているところです。継続協議という報道もあるが、これも確約ではない。
ペンディングならまだ望みはあるけれど、交渉継続しないのであれば、日本にとっては、今回の貿易交渉は、日本にとってあまり良い内容とは言えないです。
結論を急いで、会見を開くよりも、『日本車の関税問題』の確約を得られてから、会見を開くべきだったのではと思いました。
トランプ大統領は、会見では「日本の関税は変えない」、つまり、『自動車の関税の変更はない(追加関税はない)』ということだと思いますが、日本は当初、自動車の関税撤廃をアメリカに求めていたので、依然、一部の協議では、日本とアメリカとの隔たりが大きいなと感じましたし、その隔たりが一抹の不安要素でもあります。
トランプ大統領というのは、発言が二転三転することがあるので、いくら会見では、「日本の関税は変えない」(自動車分野において)と発言しても、これが、本当にどのような意味を持つ言葉なのかは、事務レベルや閣僚レベルで詰めていく必要があると思います。
自動車の問題だけは、きっちりしてほしかったです。ただ、貿易交渉では、日米では、考えに大きな隔たりがあり、とても、基本合意できるような状況ではなかったので、日米両政府が25日に新たな貿易協定締結交渉で基本合意したことに関しては、評価できる部分ではあります。
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まとめ
今日は、日米貿易協定についてお話しました。
日本とアメリカのこれからの貿易に関する取り決めがなされることなので、日本にとっても、アメリカにとっても、とても重要なことですし、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)にも影響しかねないので、調印に至るまでに、あいまいな記述であったり、おおまかな記述で調印すると、そこをつかれる可能性があるので、細部の調整を慎重にやってほしいです。
自動車の関税撤廃だけはゆずれないので、その点は、日本はしっかり交渉してほしい、私はそう思います。
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