厚生労働省では、『気軽に相談できる「かかりつけ医」を持ちましょう。』という取り組みを以前から行っています。
お金のプロであるファイナンシャルプランナーとして考えてみると、悪くない取り組みだとは思います。
ただ、既存の取り組みは改善する余地がある点があります。理由や改善点をファイナンシャルプランナーの私がズバリお答えします。
今日は『かかりつけ医』についてお話します。
- 厚生労働省が取り組んでいる『気軽に相談できる「かかりつけ医」を持ちましょう。』は、かかりつけ医を持たない人が不利になっている。不平等・不公平な点が問題!問題点と解決策
- なぜ、かかりつけ医ではない病院・クリニックでの、新型コロナワクチン接種の予約が、なぜできないのか!なぜ、断れるのか!
- ワクチン接種の予約を断った医療機関のみなさま、何のためのワクチン接種なのか考えてください
- 本来、かかりつけ医をもたない人は、日頃、病院を利用していないので、表彰されるべき人です
- 『かかりつけ医を持つ』ために、病気でもないのに、病院をはしごする方がおかしいと思います
- 日本国憲法にある『法の下の平等』の精神から逸脱しています
- 今回、コロナ禍で露呈している問題が『かかりつけの病院でなければ、ワクチン接種予約を断られるケースがある』問題
- 健康診断くらいするのでは? 健康診断の病院をかかりつけ医にしてみては?
- 改善策(解決策)は?
- かかりつけ医を持っていない人、病院にかかったことがない人のことを考えていない取り組みって、いかがなののでしょうか!
- まとめ
厚生労働省が取り組んでいる『気軽に相談できる「かかりつけ医」を持ちましょう。』は、かかりつけ医を持たない人が不利になっている。不平等・不公平な点が問題!問題点と解決策
厚生労働省が取り組んでいる『気軽に相談できる「かかりつけ医」を持ちましょう。』は、かかりつけ医を持たない人が不利になっている。不平等・不公平な点が問題、このような問題がなぜ起こるのか!
病気で通院している人はかかりつけ医があると思うけれど、私は、病気をしていないので、かかりつけのお医者様はいないし、『かかりつけ医を持ちましょう』という取り組みが、健康の私にとって、違和感のあることに思えるのは私だけかしら。
たしかに、かかりつけ医がいない人が、病気でもないのに病院に行って、かかりつけ医を持つというのも、違っている気がする。
かかりつけ医がある人もない人も平等でなければならないのに、かかりつけ医がある人が優遇されるような仕組みはあってはならないし、新しい取り組みをすることで新たな差別を生むことになってはだめだと思う。
実際に日本で起きている問題なんです。
ファイナンシャルプランナーとしては、『かかりつけ医を持つこと』は悪いことではないと思っているのですが、『かかりつけ医を持つことを強制したり』、『かかりつけ医がある人』と『かかりつけ医がない人』で、公平さを欠いたり、偏りがあってはならないと思います。人は平等でなければなりません。
コロナ禍で発覚したのが、『かかりつけでない方は、ワクチンは予約できません』問題です。
実際に、複数の自治体で発生している問題です。私は、このような問題が発生するようなら、『かかりつけ医を持ちましょう』という厚労省の取り組みはやめるべきだと考えています。
なぜ、かかりつけ医ではない病院・クリニックでの、新型コロナワクチン接種の予約が、なぜできないのか!なぜ、断れるのか!
なぜ、かかりつけ医ではない病院での、ワクチン接種の予約ができないのか!
正直、病院って、何なの? って考えてしまいます。
一部の病院やクリニックで発生している『かかりつけ医でなければワクチン接種予約ができない問題』がなぜ起こるのか?
摩訶不思議です。
かかりつけ医でなくても『ワクチン接種予約が可能』な病院やクリニックもありますが、一方で、『かかりつけでなければワクチン接種予約ができません』という病院やクリニックがあるのが現状です。
かかりつけの病院でない人は、その病院で新型コロナワクチン接種ができないなんて、あってはならないと思います。病院が人を選ぶような差別はなくすべきです。
かかりつけ医を持たない人が難民化するような取り組みなら、今日からやめるべきです。
かかりつけ医を持っている人も、かかりつけ医を持っていない人も平等なはずです。
不平等な社会を作るような取り組みは、やめるべきです。
『病院にかかっていない人』『病気をしていない人』『病院嫌いの人』など、日頃、病院・クリニックとは『縁のない方』『事情がある方』もいるわけです。そのような方も平等に扱ってあげる必要があると思うのです。
コロナワクチン予約においては、日頃は自宅から距離のある総合病院や大学病院を利用しているけれど、ワクチン接種は自宅から近いクリニックでワクチン接種を行いたい、という方もいます。
このような方が、『ワクチン接種予約を断られる』というのは、あってはなりません。
弱者やマイノリティーの方が不利になったり、不公平・不平等であってはなりません。
『かかりつけ医を持ちましょう』という取り組みが、間違った方向に行っているような気がしてなりません。
ワクチン接種の予約を断った医療機関のみなさま、何のためのワクチン接種なのか考えてください
ワクチン接種の予約を断った医療機関のみなさま、何のためのワクチン接種なのか考えてください。
新型コロナワクチン接種は、ワクチン接種の希望者の方が1日でも早くワクチン接種ができるように、国や政府が取り組んでいることです。
多くの方がワクチン接種をすることで、集団免疫が獲得できるので、コロナ禍以前の経済に戻せる可能性があるのです。ですから、いま日本ではワクチン接種に力を入れているわけです。
それなのに、ワクチン接種の予約を断られる。
理由は、『かかりつけでないからワクチン接種の予約はできません』だなんて、あまりにもひどすぎます。
新型コロナワクチンも、インフルエンザワクチンも、同様に扱うべきであり、ワクチン接種希望者が希望する病院やクリニックでワクチン接種できるのが、本来の日本の医療であり、地域医療であると考えています。
医療機関にも事情があることはわかるのですが、このような緊急事態に、勝手なことをしていたら、日本の経済はいつになっても回復なんてしません。ワクチン接種が遅れるだけです。経済が停滞するだけです。復旧復興が遅れるだけです。そんなことでよいのでしょうか。
菅義偉総理大臣、田村憲久厚生労働大臣、河野太郎ワクチン担当大臣、本当に、このような現状で良いのでしょうか!日本の国会議員のみなさま、現状を把握できていますか!
本来、かかりつけ医をもたない人は、日頃、病院を利用していないので、表彰されるべき人です
本来、かかりつけ医をもたない人は、日頃、病院を利用していないので、表彰されるべき人です。
日頃、病院を利用していない人は、国が医療費を負担していないわけですから、このような人がいてもいいのです。むしろ、国にとってはありがたい存在なんです。感謝状が出てもいいくらいの大切な存在です。
健康で病気もしていないのに『かかりつけ医』を持つ必要はないのです。
みんながみんな、かかりつけ医を持つために、病院に無理やりかかるほうがおかしいし、そんな無駄なことをしていたら、財源が枯渇します。財源は、私たちが毎月納めている健康保険税です。会社員の人は、社会保険、自営業者や年金受給者などは国民健康保険がこれにあたります。財源が足りなくなれば、そのうち、健康保険税がUPするだけです。
『かかりつけ医を持つ』ために、病気でもないのに、病院をはしごする方がおかしいと思います
かかりつけ医を持つために、病気でもないのに、病院をはしごする方がおかしいと思います。
病院やクリニックというのは、病気になったときに利用するところであり、かかりつけ医を探すために、病気でもないのに、いろいろな病院に行って診察を受けるところではありません。
私は、今まで、病院にかかっていない人は、それでも良いと思います。無理にかかりつけ医を持つ必要もないし、病気でもないのに『かかりつけ医を持つため』だけに病院にかかることはあってはなりません。
病院と無理につながりを持とうだなんて考えるのはおかしいです。もう少し、取り組みの仕方を考えてほしいものです。
『かかりつけ医必須』『かかりつけ医絶対主義』『積極的に病院を利用しましょう』『病気でなくてもたまには病院に行きましょう』のような取り組みならば即刻やめるべきです。
ですから、病院を利用していない人は、表彰されてもいいほどの大切な存在なんです。超高齢化社会ですので、病院を利用する人が増えすぎるのは絶対に回避しなければ、やがて、財源は枯渇します。
国民がこぞって、毎日病院に行くようになったら、医療費自己負担の割合も多くなるかもしれしれませんし、財源を確保するために、健康保険税を上げなければなりません。
病院を日頃利用していない人やかかりつけ医を持たない人が、不利になったり、差別を受けるなら、だめですよね。そのようなことは絶対にあってはなりません。どちらも平等に扱ってあげてほしいです。
日本国憲法にある『法の下の平等』の精神から逸脱しています
『かかりつけ医を持っている人』と『かかりつけ医を持たない人』に差や偏りがある以上、日本国憲法にある『法の下の平等』の精神から逸脱しているといえます。
かかりつけでない方はワクチン接種予約はできませんは、間違っています。
日本国憲法の第3章 第14条にある『法の下の平等』に反するような取り組みや方法は改善するべきであり、すべての人が平等に扱われるようにするべきです。
今回、コロナ禍で露呈している問題が『かかりつけの病院でなければ、ワクチン接種予約を断られるケースがある』問題
今回、コロナ禍で露呈している問題が『かかりつけの病院でなければ、ワクチン接種予約を断られるケースがある』問題です。
悲しいお話しです。ワクチン接種予約を断れた方が可愛そうです。
かかりつけ医を持たない人が差別を受けるという問題です。
本来、かかりつけ医であっても、かかりつけ医でなくても、個別接種、つまり、一般の病院でワクチン接種を受けるためのワクチン接種予約はできなければいけません。
不公平、不平等な取り組みは、絶対にあってはなりません。
今まで、病院にかからなかった人が、『かかりつけでない人はお断り』『かかりつけでないのでワクチン予約はできません』は、あまりにもひどすぎます。
病院にかかっている人も、かかりつけ医を持たない人も平等に扱うべきです。
『拒否した病院』『ワクチン接種予約を断った病院』は、私は絶対に利用しませんし、一生軽蔑します。そんな病院やクリニックが存在すること自体がおかしいと思います。
健康診断くらいするのでは? 健康診断の病院をかかりつけ医にしてみては?
健康診断くらいするのでは? 健康診断の病院をかかりつけ医にしてみては?
このように考えた方は、もう少し世間を知るべきです。
日本には、健康診断専門・人間ドック専門の機関が存在します。健康診断しかしないところ、人間ドック・脳ドックしかしないところです。つまり、一般診療を行わないところです。
そのような医療機関で日頃健康診断をしている人もいるという現実があるわけです。
普通の総合病院や町のクリニックで、健康診断をしているのであれば、そのときに、『かかりつけ医』の相談をしてみるのも良いと思いますが、『かかりつけ医』の定義そのものが曖昧なため、『診察』『通院』のために医療機関を利用していなければ、『かかりつけ医と認めない』と病院からいわれるケースも十分に想定できます。
しっかりとした定義づけと、仕組みやルールを決めるべきだと思います。
改善策(解決策)は?
改善策(解決策)は?
もちろんあります。
私は、必ずしも『かかりつけ医を持つこと』が必要とは考えていないのですが、ここでのお話は、かかりつけ医を持つことを前提した場合としてお答えします。
かかりつけ医を持っている人とかかりつけ医を持っていない人を平等に扱う
ズバリ、かかりつけ医を持っている人とかかりつけ医を持っていない人を平等に扱うことです。
問題点として、かかりつけ医を持っていない人が『ワクチン接種を断られた』『ワクチン接種予約ができなかった』点です。
他にも、想定できる問題点としては、『病院にかかっている人を優遇したり』『病院にかかっていない人は病院で診てもらえない』などがあると思います。
今回、コロナ禍で問題が露呈していますが、おそらく、それ以外にも問題はあると考えています。
ただ、何度も言うようですが、平等でなければならないと思います。国が行う取り組みに、不公平な部分や差別的な部分があってはなりません。
人や患者を選ぶことが医師の本分なのでしょうか
人や患者を選ぶことが医師の本分なのでしょうか!
『かかりつけの患者以外ワクチン接種予約』を受けないという病院は、次のようなことが考えられます。
『責任が持てない』
『カルテが無いので対応できない(診たことがないので対応できない)』
『今まで診てきた人(患者)なら、体調などがよくわかる』
などが考えられます。
でも、これが本当に目指すところの地域医療なのでしょうか!
インフルエンザワクチンも同様に断っているのでしょうか!
困っている人やワクチンを希望している人に手を差し伸べるのが医者ではないのでしょうか!
今まで病院にかかったことがない人や、かかりつけでない人も対応してこそ、地域医療だと思うし、医師の本分ではないでしょうか。
もう一度、原点に返って考え直してほしいです。
『かかりつけ医を持っている人』を優遇するという取り組みではなく、将来的に病院に行くことがあったら、その時に『かかりつけ医を持つことを考えてください』とすることです
『かかりつけ医を持っている人』を優遇するという取り組みではなく、将来的に病院に行くことがあったら、その時に『かかりつけ医を持つことを考えてください』とすることです。
無理にかかりつけ医を持つ必要はありません。
とするべきです。
『かかりつけ医必須』『かかりつけ医絶対主義』『積極的に病院を利用しましょう』『病気でなくてもたまには病院に行きましょう』のような考え方は即刻辞めるべきです。
『かかりつけ医を持ちましょう』が、『しっかり病院を利用しましょう』『かかりつけ医を持つために病気ではないけれど病院を利用しましょう』という内容の取り組みであってはならないと思います
『かかりつけ医を持ちましょう』が、『しっかり病院を利用しましょう』『かかりつけ医を持つために病気ではないけれど病院を利用しましょう』という内容の取り組みであってはならないと思います。
先ほどのケースのように、『ワクチン接種の予約』を入れてくださったのだから、その時点から『かかりつけ医』と判断するべきなのです。
無理やり、病気でもないのに、『かかりつけ医を持つために』病院に行かせるようなことは絶対になくすべきですし、そんなの本末転倒です。
かかりつけ医を見つけるために、病気でもないのに、病院をはしごするようなことはあってはなりません。
病院に診察の予約を入れたり、問い合わせを入れたり、ワクチン接種の予約を入れたときから、『かかりつけ医』と認めるべきです
病院に診察の予約を入れたり、問い合わせを入れたり、ワクチン接種の予約を入れたときから、『かかりつけ医』と認めるべきです。
それぐらい柔軟な対応が日本には必要だと思います。
血の通ったサービスを提供してほしいです。心無いサービスはいずれ破綻します。
かかりつけ医を持っていない人、病院にかかったことがない人のことを考えていない取り組みって、いかがなののでしょうか!
かかりつけ医を持っていない人、病院にかかったことがない人のことを考えていない取り組みって、いかがなののでしょうか!
かかりつけ医を持っていない人、病院にかかったことがない人が冷遇を受けたり、差別を受けたりすするような仕組みは、最低です。
『病院にかかったことがない人』
『病院には行かないようにしている人』
『かかりつけ医を持っていない人』
といった国民のことも想定して、仕組みややり方を構築する必要があると思います。
弱者やマイノリティーに優しくて親切な国であるべきだと思います。
国民をなおざり(等閑)にしたり、置いてけぼりにしたりなんて、絶対にあってはなりません。
差別をなくしましょう。
私はファイナンシャルプランナーとして、厚生労働省が取り組んでいる『かかりつけ医を持ちましょう』という取り組みは悪いことではないと思いますが、差別をなくし、かかりつけ医がいる人も、かかりつけ医がいない人も平等であるべきだと考えています。
今後は、かかりつけ医でない病院であっても、新型コロナワクチン接種の予約が取れるように、直ちに変えていくべきだと思います。
そうすることで、国民の希望者がスムーズにワクチン接種できるのではないでしょうか。
いずれにしても、ワクチン接種は急務です。1日も早く希望者全員がワクチン接種できるように、対策を講じる必要があると思います。ワクチン接種がこれだけ遅れているのは国、政府の責任です。すべての国会議員は、責任感を持って対応してほしいです。
日本の国会議員が現状も知らないで、机上の空論ばかりしているから、困る国民、差別を受ける国民がいるのです。
だから、日本政府の支持率が下落するのです。
国民ファーストの取り組み、国民ファーストの政治をしてください。
考える能力がない、仕事ができない国会議員は、国会議員を辞めてください。
これまでのさよなら新型コロナウイルス感染症の記事については こちら をご覧ください。
合言葉は、さよなら新型コロナウイルス感染症、sayonaraCOVID-19です。
まとめ
かかりつけ医を持たない人が難民化している点が問題と解決策についてをご紹介しました。