前橋 重二『レオナルド・ダ・ヴィンチ―人体解剖図を読み解く―』
おすすめ 11
自然科学、航空力学、軍事学……あらゆる分野で功績を残した「万能のひと」。彼が絵画に劣らず、生涯を通じてもっとも熱心に追究しつづけたのが、解剖学だった。頭蓋骨、神経、血液循環、はては性交の仕組みに至るまでを考察し、画家ならではの精緻な素描を添えた「解剖手稿」を徹底解読。簡潔明瞭な解説で初心者も楽しめる。
担当編集者のひとこと
レオナルド・ダ・ヴィンチ―人体解剖図を読み解く―
著者の前橋重二さんは、雑誌「芸術新潮」のもと編集者。当時から博覧強記で知られていたが、近年はいっそう磨きがかかった。その図抜けた知識力と記憶力、並みの者では太刀打ちできない。そんな彼が、かねてより密かに(?)研究調査を重ねていたのが、本書で採り上げたレオナルド・ダ・ヴィンチの「解剖手稿」。
レオナルドといえば、日本では《モナリザ》や《最後の晩餐》の作者、すなわち画家としてのイメージがもっとも強い。しかし、“万能の人”と称されるだけに、ご本人は他分野への興味が尽きず、絵筆が滞ることもしばしばだったとか。結果、未完に終わった作品も多い。自然科学や土木工学、なかでも解剖学への思い入れは並大抵ではなかったという。繊細なシェーディング(描影法)を施した頭蓋骨や内臓の図、鏡文字で余白を埋め尽くす覚え書きには、なるほど、ただならぬ情熱が込められている。本書では、残された膨大な紙葉のなかから、前橋さんがこだわり抜いて選んだ図版に、わかりやすい解説を加えた。ルネサンスの巨人が飽くなき追求を続けた、人体という宇宙への旅を追体験できる絶好の入門書。かの養老孟司先生からもお墨付きをいただきました!
著者プロフィール
前橋重二
マエハシ・ジュウジライター。1953年生れ。慶應義塾大学経済学部卒。美術雑誌、自然科学書などの編集にたずさわる。2007年より「芸術新潮」ワールド欄に寄稿中。著書に『フェルメール巡礼』『五重塔入門』(ともに新潮社とんぼの本)。
引用元:新潮社公式サイト内『レオナルド・ダ・ヴィンチ―人体解剖図を読み解く―』
パトリシア エミソン (著)、Patricia Emison (原名)、森田 義之 (翻訳)、小林 もり子 (翻訳)『レオナルド・ダ・ヴィンチ <アート・ライブラリー>シリーズ』
おすすめ 12
芸術家、科学者、そして発明家--多方面にその才能をいかんなく発揮したレオナルド・ダ・ヴィンチ。
芸術においても数々の不朽の名作をこの世に送りだした。
本書では、その中からレオナルドの代表作《モナ・リザ》《最後の晩餐》《岩窟の聖母》《受胎告知》など、
日本でも有名な作品のほか、彼の手稿や素描も取り上げている。
ルネサンス美術の専門家P.エミソンが、鋭い観察眼をとおしてレオナルドを解説。アート・ライブラリー:シリーズ解説
全44巻。
中世から現代までの西洋美術家の中から、とりわけ日本でも人気の高い画家を中心に、その生涯や制作の時代背景なども併せて作品を紹介する画集シリーズ。各巻とも、主要作品を約50点大型で収録し、1作品ごとに解説を見開きで配した見やすいレイアウト。これまで見られなかった、個人収蔵の作品も多数収録。引用元:西村書店公式サイト内『レオナルド・ダ・ヴィンチ <アート・ライブラリー>シリーズ』
ウォルター・アイザックソン (著)、土方 奈美 (翻訳)『レオナルド・ダ・ヴィンチ 上』
おすすめ 13
「スティーブ・ジョブズ」評伝作家による決定版!
画家、科学者、軍事顧問、舞台演出家など多彩な顔を持ち、光学、幾何学、解剖学などを独自に研究。様々な分野に革命的インパクトをもたらし、普遍の価値を持つ名画を遺した――。ルネサンスを代表する”万能人”レオナルド・ダ・ヴィンチは、なぜ不世出の天才たり得たか。稀代の伝記作家が、全自筆ノートを基にその秘密に迫る。
人類初の「創造者(イノベーター)」は何者だったのか?
『スティーブ・ジョブズ』著者が7200枚の自筆ノートを読み解いた決定版評伝!なぜレオナルド・ダ・ヴィンチを描くのか。それは私が伝記作家として一貫して追い求めてきたテーマを、彼ほど体現する人物はいないからだ。芸術と科学、人文学と技術といった異なる領域を結び付ける能力こそが、イノベーション、イマジネーション、そして非凡なひらめきのカギとなる。(本文より)
引用元:文藝春秋(文藝春秋BOOKS)公式サイト内『レオナルド・ダ・ヴィンチ 上』
ウォルター・アイザックソン (著)、土方 奈美 (翻訳)『レオナルド・ダ・ヴィンチ 下』
おすすめ 14
人類の、自然の、宇宙の秘密への飽くなき興味は、尽きることを知らなかった。やがて磨き上げた画法は、ついに傑作『最後の晩餐』に結実する。そして死ぬまで手元に置いた『モナリザ』の微笑は、知的好奇心の探究に没頭した生涯の賜物だった――。最新の研究成果を網羅し、その謎と実像に肉薄した傑作評伝。解説・ヤマザキマリ
誰も知らなかった
真実の姿がここに!ディカプリオ主演で映画化決定!
解説:ヤマザキマリ(漫画家)レオナルドが天才であっただけでなく、(中略)きわめて人間的であったことを知ると、身近な存在に感じられる。(中略)レオナルドほどの才能を身につけることはおよそかなわないとしても、彼に学び、少しでも近づく努力はできる。その人生から、われわれは多くを学ぶことができる。(本文より)
引用元:文藝春秋(文藝春秋BOOKS)公式サイト内『レオナルド・ダ・ヴィンチ 下』
片桐 頼継『レオナルド・ダ・ヴィンチ 伝説と実像と』
おすすめ 15
「天才」と呼んだ瞬間に見えなくなる、本当のすごさがわかる!
絵画・彫刻・建築・土木・軍事……多岐にわたるその仕事は、しかしほとんどが未完に終わった。
彼が生きた同時代において、その名声はかならずしも高いものではなかった。
後世にも驚異をもたらすその着想は、実は彼一人の独創ではなく、先達の知見を踏まえてのものだった。では「天才」というのはまったくの虚像だったのか?
いや、そうではない。
現代の美術史研究による精緻な分析によって、まったくあらたな、一人の類い希なる表現者の姿が立ち上がる!「フレスコ画を描かない画家」だったということにはじまり、ルネサンス期のイタリア各地を転々とする、苦闘と挫折に満ちた創作の人生を追いながら、神格化されたレオナルド像の向こうにある、真価を見いだそうとする試み。
夢想家〈ファンタジスタ〉レオナルド・ダ・ヴィンチの実像をたずねる、スリリングで発見に満ちた探究の美術史!
*本書の原本は、2003年に角川書店より『レオナルド・ダ・ヴィンチという神話』として刊行されました。
【本書の内容】
序 章 神格化されたレオナルド
第一章 フレスコ画を描かない画家
一 システィーナ礼拝堂の壁画に参加しなかったレオナルド
二 ヴェロッキオ工房で修業したこと、しなかったこと
三 超えられない先輩ボッティチェッリ
四 ≪東方三博士の礼拝≫―先達への挑戦
第二章 新天地ミラノでの活動
一 ミラノ着任の経緯
二 素描リストの意味
三 技師・発明家・建築家としての真価
第三章 宮廷芸術家の立場と活動
一 舞台美術家としてのレオナルド
二 音楽家・楽器製作者としてのレオナルド
三 スフォルツァ騎馬像制作
第四章 最後の晩餐
一 ついに勝ち得た最大の好機
二 ドラマの表現を完成させたレオナルド
三 成功と悲運
第五章 夢想家(ファンタジスタ)レオナルド
一 フィレンツェ帰還
二 ≪ジョコンダ(モナ・リザ)≫と晩年のレオナルド
三 絵画による世界の完全な視覚化を目指して
参考文献・図版出典一覧
図版目録
あとがき著者紹介
著: 片桐 頼継(カタギリ ヨリツグ)
1957年、岐阜市生まれ。武蔵野美術短期大学美術科卒業。学習院大学大学院美学美術史専攻博士後期課程満期退学。ローマ大学文学哲学部美術史学科にてコラッド・マルテーゼに師事。専攻はイタリア・ルネサンス美術史。実践女子大学文学部美学美術史学科教授を務めた。2006年逝去。主な著書に『レオナルド・ダ・ヴィンチ復活「最後の晩餐」』『よみがえる最後の晩餐』(アメリア・アレナスと共著)がある。
引用元:講談社(KODANSHA)公式サイト内『レオナルド・ダ・ヴィンチ 伝説と実像と』
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