2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は毎週楽しみにしています。べらぼうにはたくさんの素敵な登場人物が出ていますが、今回の大河ドラマでは蔦重こと蔦屋重三郎が主人公のドラマです。蔦屋重三郎好きの私が読んだ中で、『良かった本』『もう一度読みたい本』『積み本(積読)』より選りすぐりのおすすめ30選をご紹介します。
べらぼう・蔦屋重三郎のファンの方必見です。
NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は江戸時代に活動した版元の蔦屋重三郎の生涯を描いたドラマです。
江戸時代に本のレンタルや出版を生業にしていた人なので、今でいうところの出版社の編集者やブックレンタルの経営者のような方です。
企画力のある編集者でただ本の出版をするだけにとどまらず、江戸の吉原(遊郭)の客を増やすために何をやるか考えた中で、吉原のガイドマップ兼遊女のイラストやプロフィールなどを作成して出版したところが、すごいと思います。今でいうところの、旅行ガイドブックとタレント名鑑と広告が合わさったような本を作ったようなイメージです。
『江戸のメディア王』『エンターテインメントプロデューサー』『浮世絵界の名プロデューサー』などと呼ばれることもある人物です。
江戸時代に吉原の発展のために尽力された一人だと思います。
大河ドラマの主演は横浜流星さん(蔦屋重三郎役)です。
蔦屋重三郎は、ドラマの本編では『重三郎(じゅうざぶろう)』『蔦重(つたじゅう)』『重三(じゅうざ)』と呼ばれることが多いです。史実の蔦屋重三郎は、『重三郎(じゅうざぶろう)』『蔦重(つたじゅう)』と呼ばれていたみたいです。
ドラマの本編で『重三(じゅうざ)』と呼ぶのは、小芝風花さん演じる瀬川(花の井)です。
『蔦屋重三郎』に関する書籍 おすすめ 30選
NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』に関する本・書籍の中で、大河ドラマ好き、蔦屋重三郎好きの私が読んだ中で、『良かった本』『もう一度読みたい本』『積み本(積読)』より選りすぐりのおすすめ30選をご紹介します。
独断と偏見で選んでいます。予めご了承ください。
以下、敬称は省略してお届けします。
田中 優子『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』
おすすめ 1
歌麿、写楽を売り出した大編集者
2025年大河ドラマ『べらぼう』の主人公は、蔦屋重三郎。
花の吉原振り出しに
才人鬼才をより集め
幕府に財産取られても
歌麿写楽をプロデュース
この蔦重こそ、数多くの洒落本、黄表紙、狂歌を世に出し、歌麿、写楽を売り出した江戸最大のプロデューサーだった。その華麗な人脈は太田南畝、山東京伝、恋川春町、酒井抱一、市川團十郎、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九とまさに江戸文化そのもの。
江戸文化とは何か、文化を創り出すとはどういうことか。豊富な図版を入口に、人を編集し、文化を織り上げた、蔦重の「たくらみ」に迫る。担当編集者より
江戸最大の出版人で文化の仕掛け人。ややおなじみのない名前かもしれませんが、実は江戸カルチャーを創り上げたスーパースターなのです。いかにして次から次へと斬新な作品を世に出し続けるか? さらに、いかにして当代最高の人材を集め、存分に才能を発揮させるか? 蔦屋の編集術には、発想を刺激するヒントが満載です。
引用元:文藝春秋(文藝春秋BOOKS)公式サイト内『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』
鈴木 俊幸『本の江戸文化講義 蔦屋重三郎と本屋の時代』
おすすめ 2
「本屋」が時代を作った! 大河ドラマ「べらぼう」考証担当者の人気講義。べらぼうな男<蔦重>を生んだ江戸文化、300年の歴史を徹底解明!
★役人と狂歌師のダブルワーク。天明狂歌の牽引者・大田南畝
★社長・蔦重、「蔦唐丸」と名乗って自ら広告塔となる
★武家も庶民も読んだベストセラー『経典余師』は大人の参考書
★顧客ファースト! 貸本屋、大盛況の影に地道な努力あり
★江戸で刊行の『東海道中膝栗毛』が全国で爆売れした理由引用元:KADOKAWA公式サイト内『本の江戸文化講義 蔦屋重三郎と本屋の時代』
伊藤 賀一『面白すぎて誰かに話したくなる 蔦屋重三郎』
おすすめ 3
江戸のメディア王の生涯に迫る!
2025年の大河ドラマは蔦屋重三郎。
蔦屋重三郎は色町、江戸吉原に生まれ、後に数々のベストセラーを作った出版人です。
本書では、蔦屋重三郎の人物像とその人生、そして「ミリオンセラーの作り方」を学べます。
大河ドラマの予習にも最適な一冊!引用元:リベラル社公式サイト内『面白すぎて誰かに話したくなる 蔦屋重三郎』
車 浮代『蔦重の教え』
おすすめ 4
55歳、仕事で大ポカをして依願退職を強要された人生がけっぷちの広告代理店営業マン、武村竹男(タケ)はお稲荷さんの怒りを買い、1780年代の吉原にタイムスリップしてしまった! しかも自分を揺さぶり起こしたのは吉原のガイドブックで当てている出版界の風雲児、蔦屋重三郎(蔦重)だった! なぜか20代の体に戻ったタケは蔦重のもとで働くことに。そこには後に世界で知られる浮世絵師、喜多川歌麿の若き姿があり、タケは葛飾北斎らとも交流し、蔦重に叱咤されながら、ものづくり、商売、ひいては人生の極意を学んでいく。タケはこのまま江戸の住人となるのか!? ユーモア満点の実用エンタテインメント小説!
引用元:双葉社公式サイト内『蔦重の教え』
東京人編集室編『東京人[増刊]2025年1月 特集「台東区で旅する 蔦屋重三郎と江戸文化」』
おすすめ 5
特集「台東区で旅する 蔦屋重三郎と江戸文化」[雑誌]
25年大河ドラマ「べらぼう」の主役は蔦屋重三郎!歌磨や写楽を送り出したことで知られる江戸の版元(出版プロデューサー)ですが、その生まれは吉原(台東区千束)でした。
浮世絵、吉原再見、黄表紙など蔦重が今日の我われに残した江戸文化の傑作を辿りながら、蔦重ゆかりの江戸たとうの魅力をご案内します。引用元:都市出版公式サイト内『東京人[増刊]2025年1月 特集「台東区で旅する 蔦屋重三郎と江戸文化」』
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